2017年12月11日月曜日

おおきなおおきな木(金の星社)

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最近、ケンカの増えた我が子たち。

自己主張が激しくて
あることでケンカしておさまったと思ったら、
また次のことでケンカして。

でも、気づいたら二人で笑ってて。

最後に一緒の布団ですやすや眠る・・・

どこのお家もこんなんなんでしょうかね。

あー、疲れた(笑)

おおきなおおきな木(金の星社)



よこた きよし ・ 作
いもと ようこ ・ 絵

定価 1300円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

安心できる場所。

そんな場所が家以外で見つけられない時代。

だからこそ、この絵本の
包み込まれるような優しい居場所に
憧れを持つのかもしれません。

この本は、大人、
しかもいろいろと経験している大人が読むと
泣いてしまうかもしれませんね。


~読み聞かせの感想~
おおきなおおきな木があります。
そこには、おおきな穴が開いています。

この穴に、様々な生き物が訪れます。

うさぎ、きつねにくま・・・
それぞれがこの穴で癒され元気に帰っていきます。

最後に現れたのは若者。旅人の若者です。

いもとようこさんの絵で人が描かれいるは珍しいです。

この若者は自分探しの真っ最中。
人生に焦り、苦しんでいる。
そんな時に出会ったおおきなおおきな木。
穴で寝ていると、夢におじいさんのこの木が現れます。
自分の生い立ちを紹介しながら、
人生はどのように生きるべきか
優しくおおらかに説明をしていきます。

そして最後に
「おおきな木になるためには
しっかりねっこをはらねばならない」
と諭します。

残りの命がわずかであること
それでも人生に悔いがないことを
とうとうと語ります。

そして、その話を聞いた自分探しをする若者は
人生のヒントを見つけ自分の家へと戻ります。

この若者は家に戻る途中で
このおじいさんの木の実を地面に植えていきます。

そして、また若木が芽吹くのです。

命のつながり
人生の価値観

そんな難しいテーマを静かな場面で描かれていきます。

幼稚園の子にはまだまだ難しい絵本ですね。
でも、風が吹くときも、雨が降るときも耐えるためには
根っこが大切なんだという話には
ふんふんとうなずき納得していました。

今、意味は分からなくても
記憶の片隅にこんな本があったなと思ってくれる
そんな読み聞かせができたらいいなと思います。


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